*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人投資家のセンチメントは改善傾向にある~
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■個人投資家のセンチメントは改善傾向にある
■ゲンダイAG、25/3営業利益 68.0%増 4.18億円、26/3予想 31.5%増 5.5億円
■前場の注目材料:「介護休使われず離職」企業55%、周知不十分、代替要員不足
■個人投資家のセンチメントは改善傾向にある
21日の日本株市場は、市場参加者が限られるなかで先週の上昇に対する利益確定の動きが入りやすいものの、リバウンドを意識した底堅さは意識されそうだ。18日の欧米市場は、グッドフライデーの祝日で休場だった。欧州は週明け21日についてもイースターマンデーの祝日で休場になるため、商いは膨らみづらいだろう。日経225先物のナイトセッションは日中比180円安の34650円。円相場は1ドル=141円80銭台で推移している。
日経225先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。先週末の日経平均株価は続伸で3月26日の高値から4月7日の安値に対する半値戻し水準を突破し、4月10日の急伸時につけた戻り高値を上回ってきた。市場参加者は限られるものの、足もとの上昇で需給状況は改善傾向にあると考えられ、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。週末のグロース250指数は3.7%高で3月の戻り高値水準を捉えてきたほか、売買代金は3月半ば以来の水準に膨れてきた。個人投資家のセンチメントは改善傾向にあるとみられ、大きく売り込まれていた銘柄へのリバウンドを狙った動きが強まってくるだろう。
日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σから上放れる形状を見せてきており、25日線が位置する35475円が射程に入ってきている。同線を狙った仕掛け的な動きは期待しづらいところではあるが、売り方においては買い戻しの動きを強めてくる可能性がある。押し目待ち狙いの買い方においても、エントリータイミングを引き上げてくる動きに向かわせよう。半値戻し水準である34500円辺りまで調整をみせる局面においては、底堅さが意識されてきそうだ。
物色としては決算を手掛かりとした個別対応に向かわせよう。先週末にはディスコ<6146>が荒い値動きとなったが、最終的にはプラス圏で終えていた。今週はファナック<6954>、ニデック<6594>、信越化学工業<4063>、アドバンテスト<6857>などの決算発表が予定されており、アク抜け的な動きをみせてくるようだと、投資家心理を明るくさせそうだ。そのほか、先週末の引け後に決算を発表したところでは、ラピーヌ<8143>、アイザワ証G<8708>、フォースタ<7089>、安永<7271>、ゲンダイAG<2411>、エーアイ<4388>の動向が注目される。
■ゲンダイAG、25/3営業利益 68.0%増 4.18億円、26/3予想 31.5%増 5.5億円
ゲンダイAG<2411>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比3.5%増の76億7900万円、営業利益は同68%増の4億1800万円だった。2024年2月にパチンコ業界4団体から「広告宣伝ガイドライン第二版」が発出されたことにより、これまで曖昧であった広告手法や集客支援サービスについて、実施可能な範囲が明確化されたこともあり、2023年10月以降急減したインターネット広告は回復基調にある。2026年3月期業績は、売上高が前期比1.6%増の78億円、営業利益は同31.5%増の5億5000万円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(34730.28、+352.68)
・グロース250指数は上昇(669.96、+24.10)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日米関税協議で両国の良好な関係を確認
・「介護休使われず離職」企業55%、周知不十分、代替要員不足
・氷河期高齢化備え支援、政府方針、家計改善など、骨太明記
・「PFASと肺疾患に関連」京大チーム、血中から高濃度検出
・熱気じわじわ、万博1週間、6日で来場50万人、トラブルも
・グーグル広告、「報道機関の収入奪った」独禁法違反
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:00 中国・1年物ローンプライムレート発表(予想:3.10%)
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