*05:45JST NY株式:NYダウは971ドル安、FRBの独立性危機で資産売り
米国株式市場は続落。ダウ平均は971.82ドル安の38170.41ドル、ナスダックは415.55ポイント安の15870.90で取引を終了した。
トランプ政権が連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を巡る選択肢を引き続き検討しているとのNEC委員長の発言で、中銀の独立性が損なわれる可能性が警戒され、寄り付き後、下落。大統領が21日ソーシャルメディアで先行的利下げを要請し議長非難を続けたため、国内資産への信頼が弱まり売却加速で、相場は大幅続落した。景気減速懸念を受けた売り圧力も強く、終日軟調に推移し、終了。セクター別では不動産管理・開発が上昇、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストの目標株価引き下げで下落。オンライン小売のアマゾン・ドット・コム(AMZN)も中国のエクスポ―ジャーを懸念し、アナリストが投資判断、目標株価を引き下げ、下落した。配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)は連邦取引委員会(FTC)が同社に対し、予約キャンセルを巡るビジネス慣行に関する訴訟を起こし、売られた。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は小型廉価のモデルYの発表が遅れる可能性が報じられ、下落。動画配信のネットフリックス(NFLX)は好決算に加え、関税の影響が限定的との見方に続伸した。
地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
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