*13:51JST ティムス Research Memo(1):2025年2月期決算説明会文字起こし(1)
ティムス<4891>
■決算を受けてのFISCOアナリストコメント
・TMS-007(JX10)のグローバル臨床試験(Ph2/Ph3)開始、TMS-008のPh1試験投与・観察完了とFY24事業進捗は順調推移を確認。また、事業の進展に伴い、グローバル・ビジネスに対応できるエキスパート人材を拡充できたことは評価。
・CORXELより配当を受領し、当期純損失は前期比で縮小した。2026年2月期以降含めて、今後CORXELが同様の配当を実施するかは現時点で不明だが、ティムス、RTW、CORXELにおける好循環サイクルが足もとで回っている現状は確認できている。
・リードパイプラインであるTMS-007(JX10)は、ついにグローバルスタディが開始されている。同社も日本での臨床試験実施に向けて、社員一丸となって準備を進めている状況で、引き続き進捗に注目したい。
・同社のパイプラインと同様の製品を開発している企業は少なく、急性期脳梗塞に対して先進各国で共通に承認されている薬は「t-PA」の1つしかない。数年内に「TMS-007(JX10)」が販売できた場合、営業収益の寄与としては少なくとも「t-PA」の年間販売額21億ドル強が売上の将来的なターゲットになってくる。実際、若林社長が言及するように保有するパイプラインの本質的な価値と現在の時価総額との間には大きな乖離があると認識できる。
【ティムス】2025年2月期決算説明会文字起こし(2)に続く
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