*17:04JST トルコリラ円今週の予想(5月12日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『トルコリラ円は、インフレ懸念が再燃しており、上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。
続けて、『トルコ中央銀行はリラ安に対応し、4月の会合で政策金利を3.5%引き上げて46%とし、昨年12月からの緩和政策を転換した。昨年12月の利下げ開始からわずか4カ月での政策転換は、インフレへの対処と内政不安が引き起こした数週間にわたって続いた通貨リラの下落圧力を和らげることを意図している』と述べています。
また、『3月にエルドアン大統領最大の政敵とされたイスタンブール市長のイマモール氏が汚職容疑で拘束されると、リラの対ドル相場は一時最安値を更新し、トルコの株式と債券が急激に値下がりした。イマモール氏の逮捕にはエルドアン大統領の意向が働いたとの見方が多い。エルドアン氏が強権的な政治姿勢を強め、中銀に金融緩和を強いるのではないかとの懸念が広がった。エルドアン大統領は過去にも、中銀に利下げを強要してきた経緯がある』と伝えています。
次に、『トルコ統計局が5日発表した4月消費者物価指数(CPI)は前月比3%上昇に加速した。前年比は37.86%上昇に減速した。エコノミスト予想は前月比3.1%上昇、前年比38%上昇。3月は前月比2.46%上昇、前年比38.1%上昇だった』と伝えています。また、『4月の生産者物価指数(PPI)は前月比2.76%上昇、前年比22.5%上昇だった』と伝えています。
陳さんは、『沈静化の兆しが見えていたインフレだが、上昇する可能性が出ているため、トルコ中銀による追加利上げの可能性もあり、エルドアン大統領の介入を招きかねないとして市場は懸念するかもしれない』と考察しています。
トルコリラ円の今週のレンジについては、『3.55円~3.85』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月13日付「トルコリラ円今週の予想(5月12日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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