マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FX

日本の実質金利が米国上回る 強力な円高要因に

2016年2月26日 7:00

日米実質金利差拡大が足元の円高の要因か(日本銀行本店)

日米実質金利差拡大が足元の円高の要因か(日本銀行本店)

為替市場で日米の実質金利が注目されている。日本の実質金利が米国を上回っており、その金利差が拡大しているからだ。強力な円高要因として浮上している。

実質金利とは、名目金利からインフレ率を差し引いた数値のことで、名目金利やインフレ率によって、何種類もパターンが存在する。為替市場で注目されているのは、名目金利を日米の政策金利とするものだ。以下、インフレ率にCPI(消費者物価指数)の前年比の数値を使った場合の実質金利をみてみよう。

現在、日銀の政策金利は0%、米FRB(連邦準備制度理事会)は2015年11月まではほぼ0.25%だったが、12月に利上げをしたため0.5%になっている。インフレ率は、日本は0%前後で推移しているが、米国は上昇基調が顕著。その結果、米国は利上げをして政策金利が上昇したにもかかわらず、実質金利のマイナス幅が拡大しており、日米実質金利差も日本>米国の状態で拡大しているのだ。

●日米実質金利の推移
【日本の実質金利/CPI、米国の実質金利/CPI、日米実質金利差(日本-米国)】
2015年9月:0.10%/-0.10%、0.25%/0.00%、-0.15%
2015年10月:0.10%/-0.10%、0.05%/0.20%、0.05%
2015年11月:-0.10%/0.10%、-0.25%/0.50%、0.15%
2015年12月:-0.10%/0.10%、-0.20%/0.70%、0.10%
2016年1月:0.10%/-0.10%、-0.90%/1.40%、1.00%
(※2016年1月の日本のCPIは東京都区部)

為替市場では、金利が高い通貨が買われやすい。そのため足元の円高進行については、「対ドルで実質金利差が拡大していることが大きな要因」とみる市場関係者が少なくない。また、ある市場関係者は次のように指摘する。

「そもそも、今年はFRBが3~4回の利上げを想定していて、それが実現すれば、米国の実質金利も日本を上回り、その差が拡大していくと考えられていました。だが、現在のマーケットでは、FRBの追加利上げの可能性は低下し、逆に利下げに転じる可能性を織り込みつつあります。

もし、利下げに転じた場合は、世界の金融市場、特に株式市場は大きく好感するでしょうが、日本に限っては、相対的に実質金利がさらに高くなることで、一段の円高進行が予想され、株式市場にはダメージとなる恐れがあります」

ヘッジファンドを始めとする海外の投機勢は、こうしたシナリオで、すでに動いているといわれている。日本の対応策としては、マイナス金利の拡大や、為替市場での円売り介入などが考えられるが、果たしてどこまで効果があるか――。

eth-induction-th

顧客満足度を追求!餃子が大量にもらえるFX会社
餃子最大400個プレゼントをはじめ、次々と魅力的なキャンペーンを展開するヒロセ通商。業界最高水準の取引環境を備え、オリコン日本顧客満足度3年連続1位を獲得した同社を取材した。<続きを読む>

eth-induction-th

トルコリラが金利8%に。魅惑のFXスワップ投資とは
トルコが2年半ぶりに利上げ。FXスワップ投資を始めるなら今が好機か?スワップ投資のメリットと注意点、スワップ投資に最適なFX会社について、マネーポストWEB編集部が検証する。<続きを読む>
  • 2016年に100万円以上の実績も FXは自動で取引してくれる「フルオート」が理想か
  • 話題のロボアドバイザー 投資未経験者や初心者になぜオススメか?
  • 2017年新春号(2016年12月1日発売号)

    大特集は〈2017年の大本命株ベスト35〉。ここからが本番のトランプ相場。「株高新時代」で大化け期待の個別株を藤井英敏氏、戸松信博氏らがランキング形式で紹介。さらに橘玲氏、森永卓郎氏らレギュラー連載陣が独自の視点からトランプ大統領誕生の影響を読み解く。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    水上紀行ニュースフラッシュ

    2017年新春号(2016年12月1日発売号)

    大特集は〈2017年の大本命株ベスト35〉。ここからが本番のトランプ相場。「株高新時代」で大化け期待の個別株を藤井英敏氏、戸松信博氏らがランキング形式で紹介。さらに橘玲氏、森永卓郎氏らレギュラー連載陣が独自の視点からトランプ大統領誕生の影響を読み解く。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。