閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【オープニングコメント】米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる

*08:38JST 米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる
 9日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが254ドル高、ナスダックは189ポイント高だった。トランプ米大統領は、関税措置をめぐる交渉で英国と合意したと発表したことを受けて買いが先行した。トランプ大統領が協議次第で対中関税の引き下げの可能性に言及し、米中協議の進展期待から一時650ドル超上げる場面もあった。ただし、トランプ大統領は、所得250万ドル以上の富裕層に増税を求めるとの一部報道を受け、終盤にかけて上げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物は大阪比330円高の37470円。円相場は1ドル=145円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37680円まで買われる場面もみられ、200日線(37620円)を捉えてきた。同線を明確に上抜けてくるようだと、ショートカバーが強まりやすいと考えられ、インデックスに絡んだ先物主導での上昇が意識されそうだ。

 日経平均株価は37000円を目前に足踏みしているが、同水準突破から75日線(37109円)を上抜けてくることで200日線が位置する37960円処が意識されてくるだろう。
米中協議の動向を見極めたいほか、週末要因もあって積極的な上値追いの買いは限られる可能性はありそうだが、売り方にとってはニュートラルに近づける形での買い戻しが入りやすいと考えられ、買い一巡後にこう着感が強まる局面では押し目狙いの買いスタンスになるだろう。

 前日にストップ高をつけたNTTデータ<9613>はTOB価格にサヤ寄せすることで、日経平均株価を押し上げることになりそうだ。ハイテク株への物色が続くとみられるほか、為替市場では円相場が円安に振れて推移しているなか、自動車など輸出関連への買いが意識されそうである。決算がピークを迎えるなか、前日の引け後に決算を発表したところでは、フクダ電子<6960>、ソネック<1768>、シグマクシス<6088>、デジアーツ<2326>、椿本興<8052>、プラッツ<7813>、フレクト<4414>などが注目されよう。

<AK>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。