*13:51JST コーア商事HD---3Q増収・2ケタ増益、各セグメントの売上高・利益ともに増加。配当予想の修正(増配)も発表
コーア商事ホールディングス<9273>は12日、2025年6月期第3四半期(24年7月-25年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.1%増の176.20億円、営業利益が同22.8%増の43.81億円、経常利益が同23.7%増の44.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.8%増の29.59億円となった。
原薬販売事業の売上高は前年同期比1.8%増の117.34億円、セグメント利益は同14.1%増の23.89億円となった。「中枢神経用薬」用原薬や「感覚器官用薬」用原薬の販売が近年上市した品目の拡販等により増加したことや、「腫瘍用薬」用原薬の一部で在庫調整が解消し取引量が増えたものがあった一方で、「抗生物質製剤」用原薬や「循環器官用薬」用原薬、「外皮用薬」用原薬等が前期から発生している得意先での在庫調整や、競合の参入、顧客の購入タイミングの影響等により減少したものの、増収増益となった。
医薬品製造販売事業の売上高は同5.9%増の68.80億円、セグメント利益は同30.1%増の19.32億円となった。プレフィルドシリンジ製剤の販売が増産対応等により堅調に推移した一方で、主力製品の錠剤が競合の参入等により減少したものの、増収となった。セグメント利益は収率や稼働率の向上による生産性の改善や売上構成の変化等により、増益となった。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の233.50億円、営業利益が同5.4%増の46.20億円、経常利益が同5.3%増の46.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.5%増の30.80億円とする期初計画を据え置いている。
また同日、業績動向や今後の財務状況等を総合的に勘案し、2025年6月期末の配当予想を2Qに発表していた1株当たり15.00円からさらに1.00円増配し、1株当たり16.00円とすることを発表した。
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