*19:58JST セレンディップ・ホールディングス---サーテックカリヤの株式取得(子会社化)
セレンディップ・ホールディングス<7318>は13日、子会社であるセレンディップSPC2号を通じて、サーテックカリヤの全株式を7月1日(予定)に取得し、子会社化することを発表した。
サーテックカリヤは、国内2社及び海外8社の計10社で構成されており、連結売上高216億円、連結営業利益11億円で、表面処理技術のパイオニアであり、多様なめっき加工に加え、表面処理技術と生産設備を保有している。強固な顧客基盤を背景に、電動車に不可欠な領域においても、メーカーと共同で先行開発に取り組むなど、脱炭素・電動化の潮流に沿った事業領域の拡大を進めている。
同社は、サーテックカリヤの子会社化により、子会社との技術・販路連携を強化し、提案領域の拡大や増収・増益を目指す。具体的には、自動車・車載電装メーカーへの販路拡大、海外自動車メーカーの新規開拓、金属加工と表面処理のパッケージ提案、生産拠点の拡充、自動化による生産性向上といった事業面でのシナジーが見込まれている。さらに経営面では、プロ経営人材の常駐や専門家チームによる支援を通じて、経営管理・バックオフィス体制の強化と現場のスマート化を進め、同社の成長を後押しする体制を整える。
サーテックカリヤの代表取締役社長である竹内弘一氏は留任し、取締役CFOには同社より酒井一繁氏が就任する予定である。サーテックカリヤの業績拡大に向けて、共同で事業マネジメント全般に関与する予定である。
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