*08:25JST 高値警戒感などから利食い売り先行へ
[本日の想定レンジ]
14日のNYダウは89.37ドル安の42051.06ドル、ナスダック総合指数は136.73pt高の19146.81pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比420円安の37720円。本日直近の株価上昇の反動から弱含みの展開が想定される。前日は米ハイテク株高を受け半導体関連などが買われ、心理的な節目の38500円近辺まで上昇したものの、短期的な過熱感などから利食い売りが次第に増え5営業日ぶりに小反落した。米中両国が関税の大幅な引き下げで合意するなど、トランプ関税に対する懸念後退で日経平均は4月後半以降急上昇し、米相互関税発表前の水準を回復した。サイコロジカルラインは10勝2敗とテクニカル的に買われ過ぎとなっており、全般は利食い売りが出やすい局面だろう。
また、ナイトセッションの日経225先物は37640円と下落したほか、円相場も1ドル=146円台と前日に比べやや円高に振れていることも弱材料にされるかもしれない。ただ、主要企業の決算発表は終盤戦を迎えているが、業績自体は想定よりも悪くないうえ、自社株買いなどの資本政策を発表するところが多く、大きな売り材料にはなりにくそうで、目先は値固め局面が想定されそうだ。下値のめどは200日線や5日線
(37677円)、上値のめどは心理的な節目の38500円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限38000円-下限37500円
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