*16:49JST 南アフリカランド円今週の予想(5月12日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週の南アフリカランド円について、『保ち合いとなりそうだ』と述べています。
続けて、『米中関税協議の進展を受けて短期間で急伸したため、戻り売りをこなす展開になろう。南アフリカにとって最大の貿易相手国である中国と米国の関税合戦がひとまず落ち着きを見せたことは南アランドには支援要因となろう。一方、南アフリカ中銀の利下げ見通しも重石になろう』と述べています。
次に、『南アフリカの3月消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は2.7%と、過去5カ月で初めて下振れ、2020年6月以来の低い伸びになった』と伝え、『燃料費下落と教育費の伸び鈍化が主因。エコノミスト予想の2.9%も下回り、南ア準備銀行(中央銀行)が設定する目標圏(3-6%)の下限を割り込んだことから、南ア中銀が5月に開く次回会合で追加利下げに動く余地が出てきたとの見方が出ている』と説明しています。
陳さんは、『南ア中銀は前回3月の会合で、それまで3回続けてきた利下げを見送り、トランプ大統領の関税政策と南アフリカ政府の予算に起因するリスクを見極める姿勢を示した。今回のCPI低下で賃貸住宅市場に軟化の兆しが見え、物価圧力を弱める事になろう。関税問題や通貨ランドの下落に対する中銀の懸念を考えると、追加利下げが延期される可能性もある』と考察しています。
そして、『トランプ大統領が発表した相互関税で、南アフリカには一律10%上乗せ20%の計30%が賦課されることになったが、9日には90日間の猶予が与えられ、当面は10%の課税で収まった』と伝えています。
南アフリカランド円の今週のレンジについては、『7.80円~8.10円』と予想しています。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月13日付「南アフリカランド円今週の予想(5月12日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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