*18:56JST i-plug---2025年3月期に繰延税金資産を計上、業績予想との差異を発表
i-plug<4177>は15日、2025年3月期(2024年4月-2025年3月)の決算において、繰延税金資産の計上および連結業績予想と実績値の差異、並びに個別業績の前期実績との差異を発表した。
同社は、2024年7月1日に子会社であるpaceboxを吸収合併し、当該子会社の繰越欠損金の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産を計上した。これにより、連結決算で0.87億円、個別決算で0.97億円の法人税等調整額(益)を計上した。
2025年3月期の通期連結業績は、売上高50.84億円、営業利益5.78億円、経常利益5.79億円、親会社株主に帰属する当期純利益5.97億円となり、前回予想と比較して、売上高は9.9%減少したが、営業利益は5.2%増、経常利益は5.8%増、当期純利益は47.3%増となった。売上高の減少は主力サービス「OfferBox」の決定人数の伸び悩みによるものだが、コストコントロールの効果や繰延税金資産の計上が利益増加に寄与した。
個別業績では、売上高47.01億円、営業利益5.84億円、経常利益6.07億円、当期純利益6.31億円となり、前期実績と比較して、売上高は10.6%増、営業利益は17.2%増、経常利益は10.4%増、当期純利益は黒字転換した。これは、早期定額型の受注増加や受注の早期化による売上高の増加、前期に計上された特別損失の非発生、繰延税金資産の計上が要因である。
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