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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】三栄コーポレーション—1Qは減収なるもOEM事業の欧州向け受注が改善

*11:31JST 三栄コーポレーション---1Qは減収なるもOEM事業の欧州向け受注が改善
三栄コーポレーション<8119>は31日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.3%減の91.53億円、営業利益が39.2%減の4.67億円、経常利益が同38.8%減の5.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同58.9%減の3.44億円となった。

家具家庭用品事業の売上高は前年同期比5.0%減の47.16億円、セグメント利益は同0.4億円減の3.5億円となった。OEM事業では、欧州景気回復や営業活動強化の影響から欧州向けの受注状況が改善しているものの、全体的には昨年度末から受注状況が一服しており、前年同期比減少となった。ブランド事業は、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップにおいて、新生活需要の売り上げが堅調に推移した結果、前年同期比増加となった。

服飾雑貨事業の売上高は同30.2%減の33.66億円、セグメント利益は同2.31億円減の3.32億円となった。旺盛な旅行・外出需要を背景に好調だった前年の需要増からの反動が大きく、セグメント全体で売り上げが大きく減少した。一方、成長分野として注力している環境関連商材を取り扱う「OUR EARTH PROJECT」などのサステナブルビジネスは、オリジナルブランド「uF」では新商品を随時投入するなどブランド認知度が広まっており、無水染色技術「e.dye」を含めた生地ビジネスでも実績を着実に積み上げている。ブランド販売子会社では、予定していた事業再編の加速や直営店舗削減の影響もあり、前年同期比で減少となった。

家電事業の売上高は同31.9%減の6.29億円、セグメント利益は同0.49億円減の1.04億円の損失となった。人口減少やIT化の影響から国内家電市場が縮小傾向にある中、OEM事業では、出荷の後ろ倒しもあり、前年同期比減少となった。ブランド事業においては、「mod's hair」のドライヤーなどの理美容家電や「Vitantonio」の調理家電における競合激化もあり国内外で伸び悩んでおり、前年同期比減少となった。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の400.00億円、営業利益が同38.0%減の13.00億円、経常利益が同39.5%減の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.4%減の6.00億円とする期初計画を据え置いている。

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