*05:39JST NY株式:NYダウは585ドル高、早期利下げ期待
米国株式市場は大幅反発。aダウ平均は585.06ドル高の44173.64ドル、ナスダックは403.45ポイント高の21053.58で取引を終了した。
弱い雇用統計を受けて早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。主要企業決算への期待も支援し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置、メディア・娯楽が上昇した一方、不動産・管理開発が下落した。
肉食品メーカーのタイソン・フーズ(TSN)は四半期決算で増収となり、値上げと販売順調で通期売上高見通しを引き上げ、上昇。家具などの家庭用品小売りのウエイフェア(W)は、第2四半期決算で1株利益が予想を上回り、業界が底入れしたとの楽観的な見通しを示し、上昇。高級家具販売のRH(RH)も期待感に買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取締役会がマスク最高経営責任者(CEO)に対し300億ドルの暫定的な株式報酬を承認し、同氏の留任を確実にするとの報道で、上昇。
衣料品販売のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は論争を巻き起こした最新広告を巡りトランプ大統領が擁護する投稿をしたため、大幅高。配車サービスを提供するリフト(LYFT)は欧州での自動運転ロボタクシー事業展開をめぐり、中国の百度(BIDU)と提携すると発表し上昇。半導体メーカーのオン・セミコンダクター(ON)は調整後の1株当たり利益が予想に一致したが、利益率が冴えず下落した。
ソフトウエア会社のパランティア(PLTR)は取引終了後に四半期決算を発表。業績見通しを引き上げるなど、内容が強く時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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