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FiscoNews

【オープニングコメント】FRB議長講演を好感も買い一巡後はこう着感強まる

*08:30JST FRB議長講演を好感も買い一巡後はこう着感強まる
 25日の日本株市場は、ギャップアップからのスタートとなり、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが846ドル高、ナスダックは396ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はジャクソンホール会合での講演で、労働市場の下方リスク上昇に伴うリスクバランスの変更で利下げが正当化する可能性に言及した。ハト派姿勢を示したことが好感され、NYダウは史上最高値を更新。シカゴ日経225先物は大阪比395円高の42965円。円相場は1ドル=146円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時43100円まで買われる場面もみられており、朝方はインデックスに絡んだ商いが集中することになりそうだ。日経平均株価は先週の調整でボリンジャーバンドの+1σ(42816円)を割り込んでいたが、同バンドを上回ってくることで+2σ(44029円)とのレンジでの推移が意識されてくる可能性がありそうだ。

 ただし、43000円辺りで強弱感が対立し、上値の重さが意識されてくるようだと、次第に戻り待ち狙いの売りが入りやすくなるだろう。先週の急落の影響で少なからず需給状況は悪化したと考えられ、押し目待ち狙いの買いを慎重にさせることも考えられる。まずは43000円処を明確に上抜けてくることができるかを見極めたい。また、先週はソフトバンクG<9984>や値がさハイテク株の下げが日経平均株価の重荷になっていたため、これら銘柄への買い戻しの動きが強まるかを確認したいところである。

 今週は27日に米エヌビディアの決算を控えている。決算を前に売られていたハイテク株を買い戻す動きがみられるようだと、センチメント改善につながるだろう。
一方で、慎重姿勢が強まると、日経平均株価の上値も重くなるとみられ、こう着感が強まりやすいとみておきたい。また、米国の利下げ観測が高まるなかで、為替市場では円相場が円高に振れて推移しているため、輸出関連なども手掛けにくくさせそうだ。相場全体が買い一巡後にこう着感を強めてくる局面においては、グロース銘柄など中小型株での値幅取り狙いに向かわせそうだ。

<AK>

fisco

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