閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、目先の経済指標をにらみドル売り後退

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、目先の経済指標をにらみドル売り後退
25日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は9月利下げに理解を示し、ドル売りに振れやすい。ただ、目先の直近のインフレ指標を見極めたい思惑から、過度なドル売りは抑制されよう。

前週末の取引でドルは主要通貨に対して全面安。ドル・円は一時146円70銭台まで下げ、ユーロ・ドルは1.1730ドル付近まで強含んだ。パウエルFRB議長はジャクソンホール会合での講演で「雇用への下振れリスク」を強調し、9月の利下げ着手を示唆。直近のインフレ指標で利下げ観測は後退していたが、ドル売り再開。ただ、週明けアジア市場は146円台から国内勢の買戻しが強まり、147円台に戻した。日本株高で円売りもドルを支えた。

この後の海外市場はパウエル議長の利下げ示唆を背景にドル売り圧力が残存するものの、目先のインフレ関連指標や雇用統計を見極めようとする姿勢から過度な下押しは避けられる見通し。足元のインフレ関連指標は物価上昇圧力の根強さを示し、FRBが利下げを急ぐ余地は限定的と意識されやすい。今後はPCEデフレーターや雇用関連統計などが市場の焦点となり、結果次第で利下げ観測が再び後退する可能性もあろう。ドルの下値の堅さも意識されやすい。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・8月IFO企業景況感指数(予想:88.8、7月:88.6)
・23:00 米・7月新築住宅販売件数(予想:63万件、6月:62.7万件)

<CS>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。