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FiscoNews

【注目トピックス 外国株】17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、ハイテク株上昇で約4年2カ月ぶりの高水準

*18:15JST 17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、ハイテク株上昇で約4年2カ月ぶりの高水準
17日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比469.88ポイント(1.78%)高の26908.39ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が210.38ポイント(2.24%)高の9596.77ポイントと4日続伸した。売買代金は3602億8360万香港ドル(約6兆7913億円)に拡大した。

ハンセン指数は2021年7月以来、約4年2カ月ぶりの高値水準を回復。中国当局による追加の景気刺激策期待と、AI分野などハイテク銘柄への買いが広がり、反発基調で始まった。米中関係の不透明感への懸念が一部には残るものの、市場心理には底堅さが浮上した。

ポジティブ材料はAI関連企業への期待の高まりと、中国国内での消費刺激策見直しとの連動性。加えて、中国当局が景気下支えを目的とする追加措置を検討しているとの見方が強まり、テック株・インターネット関連が買われた。百度集団などが一時大きく上昇した。

一方、米国の金利政策を見極めたいとのムードや世界的な景気後退リスクが依然として重しとなった。また、中国経済指標の一部に伸び悩みが見られ、特に輸出や工業生産の先行きについて慎重な声が投資家の間で広がった。

ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連や消費関連を中心に買いが広がった。百度(9888/HK)が15.28%高、JD(9618/HK)が5.23%高、アリババ(9988/HK)が5.41%高とネット・テック株に買いが集中した。背景には中国政府による景気刺激策への期待や、人工知能分野を中心とした業績改善への思惑がある。また、リチウム電池・EVメーカーのリ・オート(2015/HK)が5.00%高や、美団(3690/HK)が4.99%高も堅調に推移した。

一方、不動産関連の一角に売りが膨らんだ。恒基地産(0012/HK)が0.92%安、CKインフラストラクチャー(1038/HK)が1.11%安。金利高止まりの影響が根強く、業績回復への懸念が売りを誘ったとの見方がある。その他、金融株の一部にも利益確定の売りが入り、エイチエスビーシー(0005/HK)が0.65%安や中國銀行(香港)(2388/HK)が1.05%安となった。

公益・通信系も軟調で、パワーアセッツ(0006/HK)が0.58%安、香港中華煤気(0003/HK)が0.28%安、中国移動(0941/HK)が0.69%安と値を下げた。その他売られた業種としては、医薬品や一部素材関連などが挙げられる。

中国本土市場は小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数は前日比0.37%高の3876.34ポイントで引けた。ハイテクが大幅高。インフラ建設、自動車、不動産、証券、運輸、公益なども買われた。半面、金融株や消費関連、医薬、資源・素材も売られた。

<AK>

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