*11:23JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、原油高や中国の経済政策などに期待
【ブラジル】ボベスパ指数 144872.79 +0.55%
22日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比787.64ポイント高(+0.55%)の144872.79で引けた。日中の取引レンジは144038.80-145047.70となった。
買いが先行した後はプラス圏で一進一退の展開を示した。中国の経済政策への期待感が高まっていることが好感された。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、米中間の関係悪化への警戒感や海外株安などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 2653.00 +0.78%
22日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比20.58ポイント高(+0.78%)の2653.00となった。日中の取引レンジは2,636.48-2,678.25となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きも見られた。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が嫌気されたほか、米国がロシアに対して経済制裁を追加するとの発表も嫌気された。
【インド】休場
22日のインド株式市場は休場となった。
【中国】上海総合指数 3913.76 -0.07%
22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.57ポイント安(-0.07%)の3913.76ポイントと小幅安となった。
トランプ米大統領は次回の米中会談で良い通商取引が結べる見通しと述べながらも、予定している首脳会談が実現しない可能性に言及したことが嫌気されたようだ。ただ、中国政府の経済政策への期待は持続している。また、市場参加者の間では年末までに預金準備率と政策金利が引き下げられるとの観測も浮上しているようだ。
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