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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECBの利下げ休止でユーロ買い継続も

*13:59JST ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECBの利下げ休止でユーロ買い継続も
■伸び悩み、ユーロ圏経済の持続的な回復は期待薄

今週のユーロ・ドルは伸び悩み。米国金利の先安観は消えていないものの、米中首脳会談の開催が正式に決まったことやユーロ圏の持続的な景気回復への期待は高まっていないため、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小した。米長期金利の低下が一服したことも意識されたようだ。取引レンジ:1.1577ドル-1.1676ドル。

■もみ合いか、欧米中銀の政策決定で売買交錯

来週のユーロ・ドルはもみ合いか。10月28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げは織り込み済みで、次回以降の緩和に慎重ならユーロ売り・ドル買いに振れやすい展開となりそうだ。一方、欧州中央銀行(ECB)は30日の理事会で政策金利据え置きの見通し。今後も利下げに慎重なスタンスを継続する方針なら、ユーロは売りづらい。

予想レンジ:1.1500ドル-1.1800ドル

■堅調推移、高市政権発足でリスク選好の円売り優勢

今週のユーロ・円は堅調推移。日本で高市政権が正式に発足し、日経平均の上昇を意識したユーロ買い・円売りが優勢となった。日本銀行による利上げは12月以降になるとの見方が増えており、日本とユーロ圏の金利差縮小観測が後退したこともユーロ・円相場を下支えした。取引レンジ:175円25銭-177円83銭。

■底堅い値動きか、ECBの利下げ休止でユーロ買い継続も

来週のユーロ・円は底堅い値動きか。10月30日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利据え置きは据え置きの公算で、今後も利下げに慎重ならユーロ買い・円売りがやや強まりそうだ。一方、日本銀行は追加利上げ見送りの見通し。高市政権の発足を受け積極財政への期待で株高が続いていることも意識され、ユーロは対円で下げづらい地合いに。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・30日:欧州中央銀行政策金利発表(予想:政策金利の据え置き)
・30日:7-9月期域内総生産(4-6月期:前年比+1.5%)

予想レンジ:175円00銭-180円00銭

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