*18:36JST 28日の香港市場概況:ハンセン指数は弱含み
10月28日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.56ポイント(0.33%)安の26346.14ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は91.43ポイント(0.97%)安の9375.79ポイントと弱含みとなった。
利益確定売りが増えたことが要因。中国本土市場では上海総合指数は約10年3カ月ぶりの高値水準で推移していたが、10月30日に行われる米中首脳会談や、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果を見極めたいとの理由で本日の取引では調整的な売りが優勢となった。香港市場にもこの影響が及んだようだ。29日は重陽節で祝日のため香港市場は休場となることも影響したとみられる。ハンセン指数の構成銘柄88において、上昇は27、下落は60、変わらずは1で売りが優勢だった。
セクター別では、半導体の一角がややしっかり。上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%高となったが、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)は3.0%安と値を消した。産金・非鉄セクターは軟調地合い。招金鉱業(1818/HK)が4.4%安、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)は6.1%安とさえない値動きとなった。不動産セクターも弱含み。雅居楽集団HD(3383/HK)が1.2%安、中国金茂HD(817/HK)が2.1%安、世茂集団HD(813/HK)は2.1%安。
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