*06:01JST NY株式:NYダウは109ドル安、ハイテクが重し
米国株式市場は下落。ダウ平均は109.88ドル安の47522.12ドル、ナスダックは377.33ポイント安の23581.14で取引を終了した。
半導体エヌビディア(NVDA)やソーシャルメディア、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。ダウは対中通商協議の進展が好感され一時上昇したものの政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を懸念した売りにおされ失速し上げを消した。ナスダックは金利高も嫌気され、終日軟調推移し、終了。セクター別では医薬品・バイオテク、銀行が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
製薬会社のイーライリリー(LLY)は肥満治療薬の需要急増で売り上げ見通しを上方修正し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はトランプ大統領が中国習国家主席との会談で同社の中国市場へのアクセス全般が議題になったが、人工知能(AI)向けチップ「ブラックウェル」の対中輸出が議題にならなかったことを明らかにし、失望感に売られた。メキシコ料理レストラン運営のチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は第3四半期決算で、調整後の1株当たり利益が予想に一致したが、客足が冴えず、既存店売り上げ見通しを引下げ、下落。ソーシャルメディア、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はAI投資加速で、300億ドル規模の社債発行計画を明らかにし、下落。ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)もAI投資コストの上昇懸念に売られた。
ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に第3四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回り時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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