*16:29JST 東陽テクニカ---「量子センサーの眼」となる高感度イメージングカメラの国内販売開始
東陽テクニカ<8151>は27日、英国のRaptor Photonicsと販売代理店契約を締結し、高感度イメージングカメラの国内販売を開始したと発表した。量子センシングの研究・装置開発に利用できる本製品の販売を通じて、量子センシング分野に新たに参入し、量子ソリューションビジネスを拡充していく。
量子センシングは量子力学の性質を利用して磁場・重力・時間・電場・温度など微小な物理量を高精度に計測する技術。EVバッテリーや生体計測、半導体、防衛など幅広い分野で活用が進み、量子コンピューターの性能向上にも寄与することが期待されている。代表的な量子センサー「ダイヤモンド量子センサー」にマイクロ波、レーザーを照射したときに生じる微弱磁気信号の変化を光として読み取るのに、高感度イメージングカメラが不可欠とされる。
Raptor社製のイメージングカメラは超高感度かつ低ノイズで微小な光の変化を正確に検出し、X線から紫外線、近赤外線まで幅広く対応できる。撮像方式の異なる「CCD」「EMCCD」「CMOS」「SWIR」シリーズをラインアップし、いずれも小型で用途に応じてカスタマイズできることが特長。
同社は本製品を量子センシングビジネスの第一弾としてOEM展開し、顧客装置仕様に合わせた設計最適化や実装支援を通じて装置性能の向上に貢献する。また、今後は高感度性能と広帯域対応力を強みに、防衛・半導体産業向けの事業領域拡大も目指していく。
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