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ウエルシアホールディングス(3141):事業規模拡大を続けたドラッグストア最大手

ウエルシアホールディングス(3141)市場平均予想(単位:百万円)

tomatsu170626

企業概要

 ドラッグストア業界では、業務資本提携やM&A等、生き残りをかけた業界再編の動きが継続していますが、同社もM&Aによって業界再編を進めるとともに、売上の拡大路線を突き進んでいます。2015年3月のタキヤ、シミズ薬品、同年9月のCFSコーポレーションの子会社化によって、売上高は業界トップとなりました。

 同社の強みとなっているのが調剤薬局併設率の高さです。展開する1500超えの店舗のうち6割以上に調剤薬局を併設しています。調剤薬局併設に注力しながら、24時間調剤や深夜営業、介護事業と事業を拡大しており、「地域のかかりつけ薬局」を目指します。調剤事業の高い粗利益率を稼ぎ頭に、食品などコンビニと競合できる体制も整いつつあります。

注目ポイント

 業績は好調で、既存店舗の堅調な伸びとM&A効果で上向きです。18/2期は、薬剤師の採用により人件費がかさむと見られますが、増収増益でカバーす見込みです。過去最高売上最高益の見通しとなっています。店舗数が拡大すると、システム統合効果を始め、規模のメリットが働いてくることから、利益率の改善が続くと思います。

 株価は業績に連動した動きとなっており、過熱感なくきれいに推移しています。M&Aの活発さから、新たな案件が浮上することが株価アップの要因となりそうです。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ)1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。著書に『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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