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戸松信博の明日の爆騰株を探せ!

インターネットインフィニティー(6545):IT企業の優位性を活かしたヘルスケアソリューションの展開

市場平均予想(単位:百万円)

tomatsu170808

インターネットインフィニティー(6545)企業概要

 同社はIT企業のアドバンテージを活かした事業基盤の上で、健康寿命の延伸に注目した事業展開を行う企業。通所介護サービスを展開するヘルスケアソリューション事業と在宅サービス事業を展開しているのですが、単なる介護サービス事業者ではありません。

 同社は、シニアヘルスケア業界においていち早くケアマネジャーに着目したネットワークを構築し、ケアマネジャー専用ポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」をオープンしました。これが同社事業の根幹となっています。

 ここには日本のケアマネジャーの6割に当たる8万7000人のケアマネジャーが登録しており、そのケアマネジャーからの紹介(99%以上が)で主力の短時間リハビリ型デイサービス「レコードブック」の利用者が拡大しています。このサイトはケアマネジャーと企業が繋がるプラットフォームとなっており、企業のマーケティング支援や、仕事と介護の両立支援も提供しています。

注目ポイント

 高齢社会を背景とした事業展開をしている介護事業者は多く存在しますが、Web基盤を武器にリアルでアプローチする企業は初めてです。高齢社会における介護ニーズの高まり、健康寿命の延伸(による介護費用の低減)、介護離職の阻止、という様々な点からビジネスアプローチができるビジネスモデルと言えます。

 高齢社会→要介護者の増加→介護施設・老人ホームの展開、という高齢ビジネスの典型的な流れではなく、健康寿命を延ばせるように運動をするデイサービスや、シルバーフィットネス、旅行などもする高齢者コミュニティの展開(新事業)など、できるだけ元気で暮らしてもらおうとするビジネス展開が好印象。さらにデータを活用したマーケティング支援もIoTに絡んで高成長が期待できると思います。

 足元の業績は好調で、17/3期は事業拡大に伴う費用増を跳ね除け大幅増益で着地。18/3期も引き続きデイサービス「レコードブック」の順調な開設をはじめ、シニア市場拡大によるマーケティング支援や仕事と介護の両立支援という企業からのニーズ増を見込み大幅増益、過去最高益更新の見通みです。

 17/3月に上場したばかりの株ですが、株価は強い上昇力を持っています。PERは80倍超えと過熱感があるモノの、新店開設が順調にいけば継続した利益成長が見込まれ、過熱感も落ち着いてくる可能性が高まってくるでしょう。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ)1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。著書に『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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