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入院費用を考える場合に看護師の人数が重要な理由とは

大病院かどうかで入院費用も変わってくる(イメージ)

 医療費のなかでも出費が大きい入院費用を見直す際、見落としがちな大きなポイントは入院先の「看護師数」だ。

 日本の病院では患者ひとりに看護師が何人つくかで入院費用が変わる。たとえば患者7人に対して1人の看護師の病院は1日当たりの自己負担額(3割負担、以下同)が4773円だが、患者15人に対して看護師1人だと2880円になる。

 つまり、看護師の受け持つ患者数が少ない病院ほど入院費用は高くなる。だが受け持ち患者数が多いと看護師の目が行き届きにくくなりそうなので、患者としては不安になる。医療ジャーナリストの油井香代子氏が語る。

「受け持ち数が最も少ない7対1の施設は大学病院など大病院が多い。重病で厚いケアが必要な患者はこうした大病院が適していますが、軽症で緊急性のない入院ならば13対1や10対1でも支障は出ない。看護師数は少なくても看護助手を多く勤務させている病院もある。入院前に病院の受け入れ態勢を確かめましょう」

 入院時は医師にばかり気が向きがちだが、費用面を考えればナースの人数も重要なのだ。

※週刊ポスト2018年4月20日号

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