マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

ライフ

「見た目でシニア割適用」は高齢者への配慮に欠けるのではないか

2018年10月5日 15:00

過剰なシニア扱いは高齢者に対して失礼?(イメージ)

「人生100歳時代」「生涯現役」と、長生きを肯定的にとらえるフレーズが市民権を得るようになってきたが、世の高齢者たちは、心の中では怒っている。経済学者・宮本勝浩氏(73)は最近、こんな“悲しい”経験をしたという。

「レストランで食事をし、レジで1万円札を出したら、おつりが多かった。それで若い店員さんに『間違えてない?』と訊くと、『シニアの方は2割引きです』と平然といわれてしまった。こちらから申告したわけでもないのに、“シニア扱い”されたことにショックを受けましたね」

 宮本氏がその店を使うのは初めて。「大人〇〇円、子供××円、シニアは2割引き(証明書を提示してください)」という表示には気づかなかった。

「気を遣ってくれたつもりなのかもしれないが、店員に見た目で判断されるのは、いかがなものか。私はネクタイを締め、ジャケットを着て大学に行き、仕事をしています。すでに隠居生活をしている友人たちに聞くと、わざわざシルバー割引の店を選んで行っているようですが、私は現役バリバリという意識でした。それだけに勝手に割引された時は、“儲かった”というより、若い店員の目には“この人はおじいちゃんなんだ”と映っているんだと悲しかった」

 さらに、“追い打ち”をかけるような出来事があったという。大学に通う電車で、たまたまシルバーシートの前に立って本を読んでいると、女子高生が「どうぞ」と席を空けてくれたのである。

「これまで私は、『自分より高齢だな』と思った人や、杖をついている方に席を譲っていたんです。でも、女子高生から見たら、私は席を譲られる年齢に見えるんだなぁと。レストランで感じたのと同じようなショックでした。

 もちろんこの女子高生も、シニア割引をしてくれた若い店員さんも、親切でやってくれたのはわかっています。だからこそ、“そういうのはやめてほしい”というお願いもしづらい。でも、勝手に“終わった人”と判断されるのは寂しすぎる。過剰なシニア扱いはやめてほしい。大きなお世話ですよ」

※週刊ポスト2018年10月12・19日号

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

2か月で15万円の利益を狙えた?FX自動売買のドル円取引例
人気の最新FX自動売買を8選!稼ぐ投資家の秘訣も紹介

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。