*10:24JST TDSE---決算並びに成長可能性を示す資料を発表
TDSE<7046>は14日、2025年3月期決算並びに中期経営計画最終年度における成長可能性を示した資料を発表した。
2025年3月期決算では、売上高が前期比7 %増の26.99億円、営業改革を目的として主に人件費・採用費に投資したことから、営業利益が同27%減の1.98億円となった。主要な経営課題として営業改革を進めてきたコンサルティング事業は前年比4.0%増と前年を上回るも成長率低調であることに対し、プロダクト事業では同30%増と2年連続高成長を達成している。
2026年3月期事業計画は、M&Aを含まない前提で売上高31.60億円以上を目標とする計画を策定。内訳として、営業改革が進展しているコンサルティング事業で26.10億円以上(前年比15%増)、ソーシャルメディアマーケティング市場において急成長中のプロダクト事業で4.00億円以上(前年比19%増)、さらに新たに開始するAIエージェント事業により1.50億円以上(前年比81%増)を見込み、全体で前年比17%増の成長を目指す。
特に生成AI市場拡大を絶好の成長機会として捉える同社は、コンサルティング事業とプロダクト事業の生成AI領域に関する業務を新組織に移管し、スピード感ある顧客課題解決型AIサービスとして展開できるよう、AIエージェント事業を担う組織、人材増強を進め、業績拡大を図っていく模様だ。
さてM&Aを含める計画として、中期経営計画『MISSION2025』最終年度である2026年3月期の目標は中計策定当初から変えず、売上高33.00億円(前年比22%増)を最低目標とし、上位目標として37.00億円(前年比37%)を設定している。上述の31.60億円を上回る計画とし、M&Aを同社では次世代成長を担う重要戦略として位置付け、現在経営陣主導で複数企業と交渉中であり、主要事業の上乗せ効果も含めた全方位的な取組により、実現させていく方針である。
以上、同社では主力事業の競争力強化と、新領域・新事業での収益基盤の構築を図り、中長期的な視点での企業価値向上とグロース市場に属する企業に相応しい成長を目指すこととしている。
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