*16:20JST 新興市場銘柄ダイジェスト:LAホールディングスは大幅下落、ファンデリーが続伸
<8938> グロームHD 692 +9
反発。23日の取引終了後に、株主優待制度の導入を発表し、これを好感した買いが先行している。基準日(毎年3月末日、9月末日)における同社株主名簿に記載又は記録された100株(1単元)以上を保有している株主を対象に、同社連結子会社であるグローム・インターナショナルの提携先医療機関における医療サービス(自由診療のみ)を対象とした割引券を贈呈する。なお、対象となる提携先医療機関および対象となる医療サービス並びに割引の内容に関しては、追って発表するとしている。
<6027> 弁護士コム 3145 +149
続伸。NTTデータ四国が提供する「らく2文書主任」とシステム連携を開始することを発表し、好材料視されている。「らく2文書主任」と「クラウドサイン」がWebAPI連携することで、ユーザーは「らく2文書主任」上から直接電子契約の締結が可能になる。この連携により、電子契約サービスにログインする手間なく、承認済みの契約書を「らく2文書主任」内で一元管理できるようになる。また、契約書送付前に庁内での承認プロセスを経るため、高いコンプライアンスを遵守した安全な契約運用が可能としている。
<2986> LAホールディングス 6080 -510
大幅下落。23日の取引終了後に新株式発行及び同社株式の売出しを発表し、希薄化を嫌気して売られている。公募による新株式発行は普通株式1,087,000株、オーバーアロットメントによる売出しは普通株式163,000株としている。今回の一般募集及び第三者割当増資に係る手取概算額合計上限7,548,125,000円は、27年12月末までに、全額を子会社への投融資を通じて、DX新築不動産事業における収益不動産の開発資金(用地取得費及び建築費)の一部に充当する予定としている。
<3137> ファンデリー 462 +35
続伸。ジェイアール東日本都市開発が運営するセルフレジストア「エキピック」4ヶ所で、国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」を販売すると発表、好材料視されている。エキピックとはパナソニック製のセルフレジ決済型冷凍スマートショーケースを用いて、駅において電子決済で買える買いものサービス。ジェイアール東日本都市開発は東京近郊でショッピングセンターを展開し、JR総武線沿線にある「シャポー」、東京・神奈川・埼玉エリアにある「ビーンズ」、さらに赤羽駅のエキナカで「エキュート」を運営している。
<4011> ヘッドウォーター 3275 +125
反発。デリバリーコンサルティングと協業、企業のデータリテラシーを可視化・改善する「データリテラシーエンジニアリング」を基盤にAIエージェント導入効果を最大化する支援サービスを開始する。デリバリーコンサルティングはデータリテラシーエンジニアリングを通じ、研修設計からデータ戦略の接続までを体系的に整備し組織のデータ活用力を高め、同社は「SyncLect AIエージェント」を基盤に柔軟なカスタマイズと豊富な実績を活かした業務特化型AIソリューションを提供し、現場への定着を支援する。
<4588> オンコリス 533 +17
反発。23日の取引終了後に腫瘍溶解ウイルスOBP-301の先駆け総合評価相談の進展(品質の開始)を発表し、好材料視されている。同社は、OBP-301の先駆け総合評価相談を独立行政法人医薬品医療機器総合機構と進めているが、3月18日に開始された「臨床」項目および5月13日に開始された「非臨床」項目に続き、「品質」項目も新たに先駆け総合評価相談が開始された。食道がんを最初の適応とする再生医療等製品としての承認申請は、25年12月期に行う計画としている。
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