*16:35JST 日経VI:小幅に低下、米関税政策の不透明感は継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は26日、前日比-0.07(低下率0.29%)の24.41と低下した。なお、高値は25.36、安値は24.25。朝方、トランプ氏が欧州連合(EU)への50%の関税発動期限を7月9日まで延期すると述べたと伝わり、米株価指数先物が時間外取引で上昇。東京市場でもやや安心感が広がり、日経225先物は取引開始後は底堅い展開となった。ただ、トランプ米政権の関税政策の不透明感は継続して意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的。日経VIの低下幅は小幅にとどまった。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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