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FiscoNews

【注目トピックス 外国株】6日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、過熱感などで利益確定売りが優勢

*18:04JST 6日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、過熱感などで利益確定売りが優勢
週明け6日の香港市場は続落、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比183.15ポイント(0.67%)安の26957.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が84.96ポイント(0.88%)安の9573.38ポイントで引けた。

香港株が4年ぶり高値圏まで上昇しており、過熱感を警戒した利益確定売り圧力も台頭した。また、中国本土市場の休場や香港を含むアジア株全体の材料薄感も、投資家を手控え方向へ導いた。一方、米利下げ期待の高まりが指数をサポート。また、中国の景気対策への期待感も指数をサポートした。第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は今月20-23日に開催される予定で、次期5か年計画(2026-30年)は議論される見通しだ。人工知能(AI)技術の発展など議題に注目が集まっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連株の下落が目立った。アリババ(9988/HK) が2.3%安、京東集団(9618/HK)が2.1%安、バイドゥ(9888/HK)が0.7%安と主要ネット株が軒並み売られたほか、シャオミ(1810/HK)が2.0%安も下げ幅を拡大した。米国長期金利の上昇を受けたハイテク株売りが波及し、投資家のリスク回避姿勢が鮮明となったことが背景とされる。

また、金融・不動産株も軟調な展開となった。中国建設銀行(939/HK)が1.1%安、中国工商銀行(1398/HK)が0.5%安と軒並み軟調。不動産関連では恒基地産(12/HK)が1.0%安、華潤置地(1109/HK)が0.6%安で引けた。金利動向に敏感なセクターへの売りが広がったことに加え、景気先行き不安が重荷となり、指数の上値を抑える要因となった。

反面、資源・エネルギー株には買いが入り相場を下支えした。紫金鉱業(2899/HK)が2.4%高、石油化工(386/HK)が0.5%高も堅調だった。国際商品市況の強含みを背景に、資源関連の物色が続いたことが支援材料となった。指数全体はハイテク株の下げが重石となったものの、資源株の上昇が一部を相殺した格好となった。

なお、中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で10月8日まで休場となった。

<AK>

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