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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ナガイレーベン—25年8月期増収、主力のコア市場では増加率が鈍化するも、周辺市場が伸長

*10:41JST ナガイレーベン---25年8月期増収、主力のコア市場では増加率が鈍化するも、周辺市場が伸長
ナガイレーベン<7447>は1日、2025年8月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.5%増の169.83億円、営業利益が同10.5%減の35.83億円、経常利益が同9.0%減の37.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%減の25.73億円となった。

メディカルウェアは消耗品かつ実用品であることから、当年度における同社グループの売上高は増収となった。主力のコア市場では、高機能商品群を中心に第3四半期までは順調に推移した。しかし、第4四半期に納入を予定していた大型案件が受注については、受注は決定したものの納入が翌期へのずれ込んだため、第4四半期の売上は計画を下回った。その結果、通期の売上高は3.1%の増収にとどまり、増加率はやや鈍化した。周辺市場においては、患者ウェアが高付加価値商品への移行を順調に進めたほか、手術ウェアも新規案件の獲得が進展したことにより5.7%の増収となった。海外市場では、売上規模が小さいこともあり、第4四半期に予定していた案件の入札遅延の発生が大きく影響し、15.1%の減収となった。生産面において、前年同様、度重なる資材類の価格改定を受けて、原材料価格の高騰の影響を大きく受けた。さらに、国内生産においては、最低賃金の度重なる引き上げに伴い、人件費の上昇の影響を受けた。一方、海外生産においては、委託工場の一部において加工賃の引き上げがあり、また工場移転による操業中断の遅れを補うため航空便を活用した結果、物流費が増加した。為替に関しては、前期と比べ原価為替レートにおいて円安が継続したため、原価上昇の影響があった。その結果、売上総利益率は、海外生産シフトおよび価格改定等の利益率改善施策を進めたものの、原価上昇を抑えることができず、前年同期比3.3ポイントダウンの39.5%となった。販売費及び一般管理費においては、賃金引き上げや採用活動の強化等による人件費の増加等により、前期比3.5%増となった。

2026年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.0%増の180.00億円、営業利益が同12.3%増の40.25億円、経常利益が同13.3%増の42.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の29.00億円を見込んでいる。

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