*07:54JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識して円買い拡大の可能性低い
8日のドル・円は、東京市場では151円74銭から152円65銭まで上昇。欧米市場では152円38銭から153円00銭まで買われた後、一時152円38銭まで下げたが、152円68銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に152円台で推移か。日米金利差の大幅な縮小は想定されていないため、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
米連邦準備制度理事会(FRB)が10月8日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月開催分)によると、金融当局者らは年内の追加利下げに前向きであったが、インフレ持続への懸念から慎重な意見も多かったことが判明した。インフレ見通しに対する上振れリスクを重視する参加者が過半数を占めていたようだ。数名の参加者は金利据え置きにメリットがあると指摘しており、現時点では10月と12月に追加利下げが行われる可能性は高いものの、インフレ見通しが悪化した場合、12月の利下げ確率はかなり低下するとみられる。
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