*05:33JST NY株式:NYダウは89ドル安、年内の利下げ期待後退や金利高が重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は89.37ドル安の42051.06ドル、ナスダックは136.73ポイント高の19146.81で取引を終了した。
貿易協議や減税案の進展を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、年内の利下げ期待の後退や長期金利の上昇を警戒し、ダウは下落に転じた。一方、エヌビディア(NVDA)など半導体は引き続き買われ、ナスダックは終日堅調に推移し、まちまちで終了。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、医薬品・バイオテクが下落した。
航空機メーカーのボーイング(BA)はトランプ大統領の中東訪問を受け、カタール航空から過去最大となる最大210機を受注したことを明らかにし続伸。動画配信のネットフリックス(NFLX)は手頃な値段の広告付きサービスの世界月間利用者数が9400万に達したと発表し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。同業アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は60億ドル規模の自社株買い計画が好感され、上昇した。
次世代小型モジュール原子炉(smr)の開発に携わるオクロ(OKLO)は純損失が予想程広がらず、上昇。サーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)はサウジアラビアのデータセンター企業データボルトと提携契約を発表し、上昇。ファーストフードレストラン運営のウェンディーズ(WEN)はアナリストが投資判断を引下げ、下落した。
ネット証券会社のイートロ(ETOR)は14日ナスダック市場に上場。上場価格52ドルを上回る69.69ドルで取引を開始した。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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