*14:55JST シンシア---1Q増収・大幅な増益、通期連結業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
シンシア<7782>は15日、2025年12月期第1四半期(25年1月-3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.4%増の15.60億円、営業利益は同119.5%増の1.53億円、経常利益は同79.9%増の1.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同149.9%増の0.88億円となった。
コンタクトレンズ事業の売上高は前年同期比1.7%増の14.37億円、セグメント利益は同46.7%増の1.94億円となった。同社ブランド製品について、クリアレンズは主力製品であるシリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ「シンシアワンデーS」の売上が堅調であったことに加え、「シンシアワンデーS乱視用」が今年2月に発売されたことで、売上高は同15.8%増の3.84億円となり、結果、クリアレンズの売上高は同6.9%増の8.05億円となった。カラーレンズは、クリアレンズ同様、シリコーンハイドロゲル素材の「シンシアワンデーSクレシェ」が同24.5%増の1.01億円と大幅に増加したことに加えて、「シンシア2ウィークSクレシェ」についても同7.0%増の0.61億円と好調に推移し、カラーレンズの売上高は同14.1%増の1.98億円となった。プライベートブランド製品の売上高については、クリアレンズは、同10.5%減の3.77億円、カラーレンズは同11.5%減の0.56億円と共に減少した。
コンサルティング事業の売上高は同13.3%減の0.13億円、セグメント利益は同9.9%増の0.07億円となった。医療法人緑風会が運営する医療脱毛クリニックの運営管理サポートを行っている。経営環境悪化により、同社サポート先医院においても経営状況は厳しいものとなっている。このような状況を勘案し、同社においてもサポート料を見直した。
システム事業の売上高は同15.6%増の1.09億円、セグメント利益は同193.5%増の0.21億円となった。成長続くリユース市場においてリユース業界に特化したPOSシステムのリーディングカンパニーである、タロスシステムズの株式を2024年3月に全株取得し完全子会社としている。当年度は営業力強化、開発力強化などに注力し、さらなるサービスの品質向上、サポート強化に努めている。
2025年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比10.2%増(前回予想比8.3%増)の72.06億円、営業利益が同29.3%減(同27.8%増)の3.42億円、経常利益が同33.0%減(同26.1%増)の3.13億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同34.2%減(同27.5%増)の1.98億円としている。
また、連結業績予想の修正を踏まえ、2025 年 12 月期の期末配当金につき、1株当たり3.00円増配し、13.00 円とすることを発表した。
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