*16:55JST 東証グロ-ス指数は小幅に4日続伸、主力市場よりも強さを見せたが上値は重い
東証グロース市場指数 987.29 +0.76/出来高 2億1121万株/売買代金 1677億円東証グロース市場250指数 762.45 +0.18/出来高 1億4281万株/売買代金 1184億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数がそろって小幅に4営業日続伸。値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は328、変わらずは43。
1日の米国市場でダウ平均は542.40ドル安の43588.58ドル、ナスダックは472.32ポイント安の20650.13で取引を終了。トランプ政権による高関税発動や予想を下回った雇用統計を嫌気し、寄り付き後、下落。その後発表されたISM製造業やミシガン大消費者信頼感指数も予想を下回り、経済に悲観的な見通しが強まり一段安となった。アマゾン(AMZN)の決算に失望した売りもナスダックを押し下げた。トランプ大統領がソーシャルメディア投稿で、ロシアのメドベージェフ前大統領の挑発的な声明を受け、適切な地域に原子力潜水艦2隻の配備を命令したとの報道もあって一段と売りに拍車がかかり、終盤にかけ下げ幅を拡大。
こうした米国市場の流れもあって、東証グロース市場指数も売りが先行して始まったが、寄り付き直後をきょうの安値に持ち直す展開に。なお、前場中頃にはプラス圏を回復。ただし、上値は重くその後は前週末終値を挟んでのもみ合いとなり、相対的に主力市場よりも強さを見せたとはいえ、方向感に欠ける1日となった。
個別では、27.52%高となったWaqoo<4937>が上昇率トップに。子会社の特許公報が手がかり材料となったもよう。26年3月期第2四半期業績予想の上方修正が好感されたコラボス<3908>、好調な26年3月期第1四半期決算が材料視されたdely<299A>などにも関心が向かった。売買代金上位銘柄では、ブルーイノベーション<5597>、コンヴァノ<6574>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、イメージ情報開発<3803>、ビーマップ<4316>、クラダシ<5884>などがランクイン。
一方、9.04%安となったFLN<9241>が下落率トップに。売買代金上位銘柄では、データセクション<3905>、タイミー<215A>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、ジェネパ<3195>、ジグザグ<340A>、WillSmart<175A>などがランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、GENDA<9166>やカバー<5253>、フリー<4478>、GNI<2160>などが上昇。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4937|Waqoo | 1390| 300| 27.52|
2| 3908|コラボス | 406| 80| 24.54|
3| 3803|イメージ情 | 2660| 500| 23.15|
4| 299A|dely | 2285| 400| 21.22|
5| 4316|ビーマップ | 866| 150| 20.95|
6| 5884|クラダシ | 520| 80| 18.18|
7| 7363|ベビーカレンダー | 1795| 243| 15.66|
8| 5597|ブルーイノベ | 2789| 374| 15.49|
9| 6574|コンヴァノ | 1525| 181| 13.47|
10| 341A|トヨコー | 3325| 376| 12.75|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9241|FLN | 2970| -295| -9.04|
2| 3905|データセク | 2864| -266| -8.50|
3| 3195|ジェネパ | 500| -35| -6.54|
4| 340A|ジグザグ | 1801| -105| -5.51|
5| 175A|ウィルスマート | 1132| -65| -5.43|
6| 219A|ハートシード | 3365| -190| -5.34|
7| 5618|ナイル | 501| -28| -5.29|
8| 6190|PXB | 427| -23| -5.11|
9| 260A|オルツ | 21| -1| -4.55|
10| 4412|サイエンスアーツ | 1262| -59| -4.47|
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