*12:10JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):オルガノ、NTN、ラインヤフーなど
東精密<7729>:8560円(-695円)
大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は45.8億円で前年同期比12.2%増となり、市場予想を10億円程度下回ったとみられる。半導体製造装置受注高は264億円で前四半期比ほぼ横ばい、上半期計画は従来の610-620億円から550-560億円に修正されている。下半期への期ずれが要因となっているようだ。もともと業績コンセンサスは会社計画を上回っていた中、過度な期待感はやや後退の方向とみられる。
ラインヤフー<4689>:495.5円(-57.6円)
大幅続落。前日第1四半期の決算を発表、営業利益は951億円で前年同期比11.0%減となり、市場予想を150億円程度上回る形となったが、企業結合に伴う再測定益170億円の発生を考慮すると、実質的には想定線と捉えられる。調整後EBTDAは1258億円で同3.4%増であった。戦略事業が収益をけん引した一方、検索広告の減少などによるメディア事業の減益など、ネガティブに捉えられているようだ。
オルガノ<6368>:10600円(+1500円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は69.5億円で前年同期比73.8%増となり、上半期予想は従来の115億円から148億円、同28.9%増に、通期予想は315億円から340億円、前期比9.3%増にそれぞれ上方修正している。海外における電子産業分野の大型プラント案件の上期の工事進捗が想定を上回っているほか、プラント案件の原価低減や採算性改善なども進んでいるもよう。なお、通期の受注・売上予想は据え置き。
NTN<6472>:300.4円(+41.2円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は69.8億円で前年同期比53.9%増となり、市場予想を30億円ほど上回る着地になっている。通期予想は240億円、前期比4.5%増を据え置いている。売上高は減収となったものの、構造改革によるコストダウン効果が増益に寄与する形に。なお、第1四半期の関税による利益への影響額は4億円程度であったもよう。
ティラド<7236>:5650円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は29.8億円で前年同期比93.2%増となり、通期予想は従来の36億円から66億円、前期比9.8%減に上方修正している。従来慎重な見通しをたてていたものの、足下の業績状況や最新の取引先販売計画を確認した結果、今回の上方修正につながったもよう。修正幅の大きさがインパクトのほか、第1四半期の進捗率からは更なる上振れも期待できるとの見方が優勢。
TORICO<7138>:1176円(-39円)
反落。東京証券取引所(東証)が、5日売買分から信用取引の臨時措置を解除した。規制は信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)としていた。日本証券金融(日証金)も貸借担保金率30%としていた増担保金徴収措置を解除した。
スタメン<4019>:1159円(+66円)
急騰、年初来高値更新。25年12月期通期業績予想の上方修正を発表し、好材料視されている。前回発表の予想から売上高を1.85億円増の37.00億円(従来予想から5.3%増)、経常利益を1.30億円増の2.30億円(従来予想から130.0%増)に上方修正した。広告宣伝及び展示会出展等のマーケティング活動や、金融機関および多様なパートナー企業との連携を通じた販路拡大・ビジネスマッチングに注力した結果、主力サービスである「TUNAG」の新規顧客導入が順調に伸長したとしている。
総医研<2385>:167円(+5円)
反発。4日の取引終了後に、Floraと業務提携することを発表し、好材料視されている。Flora との今回の提携による女性の健康課題に対する相談・診療・セルフケア支援まで一体的に提供する新たな支援サービスの構築は、資本業務提携先であるMedifellowとともに推進するリモート健康相談サービスの提供と合わせて、同社のヘルスケアサポート事業における顧客である大手健康保険組合への導入が加速されることが見込まれ、業績及び企業価値の向上に中期的に資するものと考えているという。
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