*16:35JST 日経VI:低下、業績や関税への警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-0.45(低下率1.79%)の24.70と低下した。なお、高値は24.70、安値は21.96。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株が変われ、ナスダック総合指数が上昇した流れを受け、今日の日経225先物は上昇して始まり、その後も上げ幅を拡大した。市場では、国内企業業績に対する見方が強気に傾いていることに加え、トランプ米政権による関税に対する不透明感が後退したことから、楽観ムードが強まった。こうした中、今日は日経225先物が大幅高となったこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退。日経VIは昨日の水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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