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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】メディネット—3Q減収なるも、CDMO事業とバリューチェーン事業の売上高は伸長

*17:54JST メディネット---3Q減収なるも、CDMO事業とバリューチェーン事業の売上高は伸長
メディネット<2370>は12日、2025年9月期第3四半期(24年10月-25年6月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.8%減の5.72億円、営業損失が11.45億円(前年同期は9.96億円の損失)、経常損失が10.90億円(同9.48億円の損失)、四半期純損失が11.11億円(同9.51億円の損失)となった。

細胞加工業の売上高は前年同期比2.8%減の5.72億円、セグメント損失は3.80億円(前年同期は2.45億円の損失)となった。当第3四半期累計期間において、「特定細胞加工物製造業」では従来の免疫細胞の製造受託に加え、前年より開始した資生堂<4911>より技術提供を受けたS-DSC(R)の製造受託開始に伴う売上高が期初より発生したが、前年同期に計上した技術移転一時金が発生しなかったことから売上高は同7.6%減の4.33億円、「CDMO事業」では従来のヤンセンファーマからの製造受託が継続する中、大学発ベンチャー企業から新規案件を受託したが、当該案件の売上計上は第4四半期以降に段階的に行う予定であるため、売上高は同2.5%増の0.78億円となった。「バリューチェーン事業」では、施設運営管理の受託期間満了となった施設が発生したものの、Medigen社からのロイヤリティ収入及び医療機器の販売が発生したことから売上高が同39.0%増の0.60億円となった。損益面については、細胞加工受託の拡大に向けた新規細胞加工の受託体制の整備に係る先行投資による原価の増加や販売費の増加等より、損失となった。

再生医療等製品事業の売上高は同4.0%増の0.00億円、研究開発費の増加等によりセグメント損失は3.26億円(同3.16億円の損失)となった。九州大学と共同で実施していた慢性心不全治療を目的とする再生医療等製品(α-GalCer/DC)の医師主導第IIb相試験の結果を踏まえて総合的に検討した結果、α-GalCer/DCの開発中止を2024年11月に決定した。このため、α-GalCer/DCにかわる開発候補品の早期獲得を目指し、国内外で行われている再生医療等製品の開発動向にも注目し、それらのパイプライン取得、拡充の検討を加速している。

2025年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比21.0%増の9.30億円、営業損失が14.91億円、経常損失が14.85億円、当期純損失14.89億円とする期初計画を据え置いている。

<AK>

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