*10:33JST 城南進学研究社---1Q増収、教育事業の売上高は堅調に推移
城南進学研究社<4720>は12日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の12.76億円、営業損失が1.28億円(前年同期は1.71億円の損失)、経常損失が1.28億円(同1.71億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.53億円(同2.16億円の損失)となった。
教育事業の売上高は前年同期比2.1%増の11.87億円となった。児童教育部門では、算数教室「りんご塾」や保育園事業が売上増に貢献したが、「Kubotaのうけん/アタマGYM」を含むキッズブレインパークは前期に一部教場の整理及びプロダクトの見直しを行った結果、前年同期を下回る売上高となった。映像授業部門(映像授業教室「河合塾マナビス」)では、校舎が増加したことに加え、既存校についても主に受験学年の生徒数が増加したことから、前年同期を上回る売上高となった。個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、りんご塾在籍の小学生は引き続き増加傾向にあるものの、前期に複数の不採算教場の整理統合を行ったことなどにより、前年同期を下回る売上高となった。デジタル教材・ソリューション部門では、「りんご塾」のライセンス提供及びオンライン学習教材「デキタス」や大学受験における総合型選抜対策教材「推薦ラボ」の販売が堅調に推移し、ほぼ前年並みの売上高となった。なお、教育事業は、事業の性質上、第2四半期以降に売上高・利益とも偏る傾向にある。
スポーツ事業の売上高は同3.6%減の0.89億円となった。子会社の久ケ原スポーツクラブでは、スイミングクラブが前年をやや下回る在籍者数で推移した。スポーツジムの「マイスポーツ」は堅調に推移しており、新規事業として個別指導教室である城南コベッツ2教場の運営をスタートするなどの投資も行っているが、スポーツ事業全体では売上高は前年同期をやや下回ることとなった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.9%増59.01億円、営業利益が1.49億円、経常利益が1.41億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.93億円とする期初計画を据え置いている。
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