*15:11JST ティア---3Qは2ケタ増収増益、主力の葬祭事業が2ケタ増収増益
ティア<2485>は13日、2025年9月期第3四半期(24年10月-25年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.5%増の167.60億円、営業利益が同46.5%増の18.23億円、経常利益が同70.1%増の18.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同69.2%増の11.31億円となった。
葬祭事業の葬儀件数は前年同期比12.6%増の15,321件、葬儀単価は4.4%増となり、売上高は154.21億円(同17.2%増)、営業利益は30.39億円(同17.1%増)となった。直営では「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等に取り組んだ。葬儀件数は、堅調に推移する既存店に加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比5.4%増の12,309件となった。葬儀単価は、祭壇売上の単価は低下したものの、葬儀付帯品・供花売上の単価がそれぞれ増加し、前年同期比1.5%増となった。また、八光殿及び関連ブランドの葬儀件数は1,746件となり、東海典礼及び関連ブランドの葬儀件数は1,266件となった。
フランチャイズ事業の売上高は4.23億円(同2.4%減)、営業利益は0.71億円(同9.6%増)となった。FC会館が前年同期と比べ増加したことによりロイヤリティ売上が増加したものの、前年同期に開設したFC会館への物品販売の反動減があった。
その他事業の売上高は9.15億円、営業利益は0.66億円となった。不動産事業は、葬儀社として事業活動をしていくなか、遺族から不動産の相続、売却等の相談を多数受けた。本ニーズに対応するため、不動産の買取、販売を行っている。リユース事業は、中古品の宝石・貴金属、時計、バック等の買取・仕入・販売を手掛ける「リサイクルマートアリオ八尾店」「リサイクルマート松原店」「かんてい局 じゃんぼスクエア香芝店」を運営している。
2025年9月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比16.8%増の220.00億円、営業利益が同23.1%増の17.70億円、経常利益が同38.3%増の17.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.5%増の10.80億円とする5月9日発表の計画を据え置いている。
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