*16:59JST ベルトラ---2Qは2ケタ増収、OTA事業が大幅増益を達成
ベルトラ<7048>は14日、2025年12月期2四半期(25年1月-6月)連結決算を発表した。営業収益は前年同期比15.7%増の21.01億円、営業損失は0.89億円(前年同期は1.97億円の損失)、経常損失は1.04億円(同2.85億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は0.79億円(同2.71億円の損失)となった。
OTA事業の営業収益は16.31億円(前年同期比9.3%増)、営業利益は2.45億円(前年同期比192.4%増)となった。営業収益は計画比約85%に留まったものの、同水準でコストを圧縮したことにより、営業利益は計画水準でプラスを確保している。今後も徹底したコストコントロールを継続しながら、繁忙期に合わせて、新たな看板商品の創出など商品ラインナップの強化に注力し、営業収益の拡大を図る。
観光IT事業の営業収益は4.24億円(前年同期比36.7%増)、営業損失は1.16億円(前年同期は0.63億円の損失)となった。主力事業である交通・観光事業者向けのチケットプラットフォーム事業がインバウンド旅行者の増加及び取扱商品の拡充により、大幅な伸びを実現したが、事業領域の拡大による営業及び開発スタッフの増員、及び開発にかかる先行投資により営業費用が増加した。
2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比25.4%増の54.00億円、営業利益が5.00億円、経常利益が4.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.00億円とする期初計画を据え置いている。
なお、今後の取組みとして、クルーズ事業への参入を発表した。同社は2028年までに約2万人、50億円規模のクルーズ個人市場を創出することを目標としている。AIで全商品を作成、1万円未満のクルーズから豪華アドベンチャーまで、これまでのシニア層だけでなく若年層・家族層などクルーズ未経験層へアプローチしていく。同社が創造する新しいクルーズ体験が期待される。
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