*07:22JST NY債券:米長期債相場は弱含み、7月輸入物価指数は前月比+0.4%とプラスに反転
15日の米国長期債相場は弱含み。米労働省がこの日発表した7月の輸入物価指数は前月比+0.4%とプラスに反転したことが意識されたようだ。7月は消費財の価格上昇が観測された。米政権による関税措置の影響でインフレが加速する兆候が示された。市場参加者は引き続き「インフレ持続の有無については8月以降の価格動向が重要となる」と指摘している。9月利下げの確率はやや低下した。
CMEのFedWatchツールによると、15日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は85%程度。10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.00-4.25%を下回る確率は49%程度。10年債利回りは4.287%近辺で取引を開始し、一時4.267%近辺まで低下したが、米国市場の後半に4.330%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.316%近辺で推移。
イールドカーブはスティープニング気配で推移。2年-10年は57.10bp近辺、2-30年は117.10bp近辺で引けた。2年債利回りは3.75%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.32%(前日比+2bp)、30年債利回りは、4.92%(前日比:+5bp)で取引を終えた。
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