*18:00JST ローリスク・ミドルリターンを狙うならこの3銘柄!長期保有におすすめの安心株
「一度買ったらずっと保有しておきたい」「日々の株価に一喜一憂せず、じっくり資産を育てたい」——そう考える長期投資家にとって、重要なのは“安心して持ち続けられる銘柄”を選ぶことです。
今回は、景気変動に強く、配当や株主還元が安定している「ローリスク・ミドルリターン」型の銘柄の中から、特に注目したい3社をご紹介します。
長期投資向き銘柄の選び方
以下の3つの視点を持つことで、長期的に安定して資産を増やせる銘柄を選ぶことができます。
1. 収益の安定性
景気や国際情勢に左右されにくいビジネスモデルを持つ企業は、業績が安定しやすく、安心して保有できます。例えば、インフラや生活必需品を扱う業種は、景気に左右されにくい特性があります。
2. 配当の持続性
高配当は魅力ですが、無理な水準では将来的に減配のリスクもあります。注目したいのは、長期的に増配を続けられる収益力のある企業です。
3. 株主還元姿勢
配当だけでなく、自社株買いや優待など、株主への還元姿勢が積極的な企業は、株主を大切にしており、長期保有に向いています。
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注目銘柄(1):ソフトバンク<9434>
通信インフラを軸に安定した収益基盤と高配当が魅力
ソフトバンクは、携帯電話やインターネット回線などを提供する国内大手通信会社です。通信は生活インフラであり、顧客の継続利用が多いため、ストック型の安定した収益が見込めます。
・配当利回り:約4.1%(2025年3月時点)
・配当性向78.3%と、高水準の配当方針を明言
・法人向けDX支援や5G関連の将来性もあり
急激な成長は見込めませんが、安定的に配当を得られる“インカムゲイン型”の代表銘柄です。株価も大きく上下しにくいため、配当を再投資しながら長期的な資産形成を目指すにはぴったりです。
注目銘柄(2):花王<4452>
生活必需品×35年連続増配という圧倒的な実績
花王は洗剤やシャンプー、化粧品など、日常生活に欠かせない商品を製造・販売する日用品メーカーです。こうした生活必需品は不況下でも需要が安定しており、同社の売上も安定基調にあります。
・配当利回り:約2.4%(2024年12月時点)
・日本企業でトップクラスの35期連続増配実績
・安定したキャッシュフローで高い財務健全性
近年は原材料高などの影響で一時的に業績が停滞していましたが、構造改革が進み、業績の回復も視野に入っています。株価が低迷している今こそ、長期で保有を始めるチャンスともいえます。
注目銘柄(3):オリックス<8591>
分散型ビジネスでリスクを抑え、配当も高水準
オリックスはリース事業を軸に、不動産、エネルギー、航空機関連、保険、投資事業など、多岐にわたるビジネスを展開する総合金融サービス企業です。
・配当利回り:約3.6%(2025年3月時点)
・一株あたり配当120.01円(過去最高)、来期132円予想
・自社株買いも積極的で、株主還元に前向き
かつて人気のあった株主優待制度は段階的に廃止されましたが、その代わりに配当や自社株買いによる株主還元を強化しています。収益源が分散しており、特定の業界の影響を受けにくいため、防御力が高い点も魅力です。
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