*12:10JST 米国株見通し:伸び悩みか、FRB議長の見解を見極め
(11時50分現在)
S&P500先物 6,463.25(-6.00)
ナスダック100先物 23,774.75(-23.00)
前日の米株式市場は高安まちまち。ナスダックは小幅高、S&P500は小幅安、ダウ34ドル安の44911ドルで取引を終えた。米金利高を背景にハイテク株は上値が重くなり、指数への寄与度は限定的に。米国とウクライナ、関係国との協議の行方が注視されるなか、ウクライナ戦争終結への期待感が高まり、売りは抑制された。半面、市場はリスク選好に慎重姿勢を崩さず、買いは限定的に。全般的に様子見ムードが広がり、値動きは小幅にとどまった。
本日の伸び悩みか。9月利下げ観測の継続で、全般的に売りづらい。週後半に予定されるジャクソンホール会合でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を見極める展開に。米金利高の継続でハイテク株には重荷となるが、消費関連やエネルギー株には支えとなる。住宅関連指標が堅調なら金利敏感株の追い風となり、ホームデポ決算が良好なら小売関連株に買いが広がる見通し。さらに今週発表予定のターゲットやウォルマートの決算に先駆けて投資家の関心が高まりそうだ。
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