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ビジネス

【年収1.5億円超えの女性役員たち】「“産む機械”失言政治家の長女が女性の働き方改革」「声楽家としても活動」…そのプロフィールに迫る

1億円以上の役員報酬を受け取る女性は30人以上(左から清明祐子氏、柳澤花芽氏/会社HPより)

1億円以上の役員報酬を受け取る女性は30人以上(左から清明祐子氏、柳澤花芽氏/会社HPより)

 かつての「長者番付」に掲載されていたのはほとんどが男性だった。しかし、近年は女性起業家の台頭や企業の役員登用が進み、高額な役員報酬を受け取ったり、大きな時価総額の株式を保有したりする「女性大富豪」も増えてきた。彼女たちの素顔に迫る。

 東京商工リサーチ協力のもと、2024年度決算期の有価証券報告書を調査すると、1億円以上の役員報酬を受け取った女性は37人。2021年度の同調査では16人だったため3年で2倍超に増加した。役員報酬7億円で1位になったのは、日立製作所執行役専務のロレーナ・デッラジョヴァンナ氏。

「企業による多様性や公正性への取り組みが株価に好影響をもたらすのは世界的な流れで、外国出身の女性担当役員に7億円超の報酬を払うのは、日立がそれだけ力を入れている証しではないか。

 イタリア出身のロレーナさんは1988年に日立ヨーロッパに入社しており社歴は長い。白物家電事業を売却し、海外での社会インフラ事業などに注力すると決めた日立にとって、ロレーナさんの役割は今後も大きいと考えられます」(経済ジャーナリストの福田俊之氏)

 10位にはマネックスグループ取締役兼代表執行役社長の清明祐子氏がランクインした。

「マネックスを設立した松本大氏の秘蔵っ子で、30代で社長に抜擢。銀行員を多く輩出した京都大経済学部の『古川ゼミ』という金融ゼミ出身です。銀行時代には三和→UFJ→三菱UFJと合併を経験。決断力があり、暗号資産交換業『コインチェック』買収の実務を短期決着で担ったことも評価された。今では同社のもうひとつの柱になりましたが、当時は評価の難しい案件だったはずです」(経済ジャーナリストの森岡英樹氏)

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