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投資

成功する投資家になるための「株の買い時」の見極め方 まずチェックすべきは“出来高の変化”、「順張り」と「逆張り」それぞれのエントリーポイントとは

「順張り」と「逆張り」それぞれのエントリータイミング

 そのうえで藤井氏は「株を買うタイミングは、大きく分けて2つある」という。それが、株価上昇に乗じてさらなる上昇を狙う「順張り」と、株価が下がったところで反転を狙う「逆張り」だ。

 以下、それぞれのポイントを解説してもらった。

【順張り】
 株価が上向きに転じたところを確認してから買う。ある程度株価が上がり始めたところで買うので、下落リスクが小さい反面、リターンも小さいが、安定的な収益が見込める。順張りのポイントとしては、チャート上で13週移動平均線(その期間の終値の平均を線で結んだもの)が、それよりも長期の26週移動平均線の上に突き抜けると「ゴールデンクロス」といって、絶好の買い場といわれる。

「ただ、より早くエントリーするためには、それに先んじる必要があるので、もっと期間の短い25日移動平均線をその日の終値が上抜いたタイミングで買いに入ってもよいかもしれません」

【逆張り】
 株価が下がってきたところを反転狙いで買う。狙い通りに反転すれば、順張りよりも大きなリターンが望める反面、「落ちてくるナイフは拾うな」という相場格言があるように、底値圏と見て買ってもさらに下落するリスクはあるので細心の注意が求められる。

「安いからと闇雲に拾うのは大ケガのもとなので、売られすぎかどうかを判断するテクニカル指標『RSI(相対力指数)』などをまずチェックします。RSIとは一定期間の値上がり幅の合計と値下がり幅の合計で算出し、0%に近づけば売られすぎ、100%に近づくほど買われすぎの水準とされます。一般的にはRSIが20%以下になると売られすぎと判断し、反発の可能性が高まるといえるでしょう」

 藤井氏は、「順張りと逆張り、どちらを好むかは投資家の性格によるところもある。ただし、いずれも“これは上がりそう”などとムードに流されるのではなく、チャートや各種指標を冷静に分析して判断すべき」という。

 個人投資家が使いこなせる知識やテクニックは数多い。マネーポストWEBの関連記事『俺がカブ番長!』では、藤井氏監修のもと、勝てる投資家になるためのあらゆる手段をコミック形式で紹介している。8月20日公開の第2回では、買い時の見分け方だけでなく、株価上昇が期待される個別銘柄の「3つの条件」なども詳細に解説している。

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