*08:06JST 今日の為替市場ポイント:米9月利下げを想定してドルは伸び悩む可能性
22日のドル・円は、東京市場では148円28銭から148円78銭まで反発。欧米市場では148円74銭まで買われた後、一時146円58銭まで反落し、146円94銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米9月利下げを想定してドルは伸び悩む可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演で雇用への下向きのリスク上昇が示唆されたことによって9月利下げの可能性が高まった。一方で関税はインフレの長期化につながる可能性があることも指摘された。このため、8月29日発表の7月コアPCE価格指数が市場予想を上回った場合、インフレ持続が意識され、10月以降の政策金利について予断を持つことは難しくなりそうだ。日本銀行による早期利上げの可能性は高まっていないことや日本の財政不安は消えていないことも引き続き意識されており、米ドル買い・円売りが再び強まる可能性は残されている。
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