*13:50JST 米国株見通し:底堅い値動きか、利下げ期待で買い継続
(13時30分現在)
S&P500先物 6,540.50(+0.75)
ナスダック100先物 23,882.75(+5.00)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル高、米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
前日の米株式市場はまちまちの動き。ダウは220ドル安の45490ドルと3日ぶりに反落した一方、S&P500とナスダックは連日で最高値を更新。前日の決算発表で強気な見通しを示したオラクルが急騰し、ハイテク選好地合いを強めた。半面、アマゾンなど一部の大型株がダウを押し下げた。この日発表された米8月生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、利下げ期待が強まった。ただ、過熱感を警戒した利益確定売りが上値を抑えた。
本日は底堅い値動きか。焦点となる今晩の消費者物価指数(CPI)で伸びが加速すれば大幅利下げ観測が後退し、一時的に売りが先行する可能性がある。ただし、利下げ自体はほぼ確実視されており、イベント通過後には買い戻しの動きも想定される。逆にインフレ動向が想定より穏やかであれば、ハイテクや半導体など成長株への資金流入が再加速する余地もある。セクター別では、金利敏感株が指標に連動しやすいほか、ハイテク関連の需給は引き続き注目されよう。
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