*16:18JST 日経平均は続伸、ハイテク株中心に買い優勢
10日の米国株式市場はまちまち。背景には、8月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で予想外に低下したことがあり、これにより連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るという観測が強まったことが投資家心理を支えた。米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は38.55円高の43876.22円と続伸して取引を開始した。国内では、米物価指標の影響を注視する声が根強く、半導体・AI関連の銘柄に買いを向ける動きが見られつつある。日経平均は終日堅調な動きを見せ、後場も44000円台を維持して取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比534.83円高の44372.50円となった。東証プライム市場の売買高は19億929万株、売買代金は4兆9545億円、業種別では情報・通信業、その他製品、非鉄金属などが値上がり率上位、銀行業、保険業、倉庫・運輸関連業などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は43.0%、対して値下がり銘柄は53.1%となっている。
個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>、KDDI
<9433>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、良品計画<7453>、スクリン
<7735>、大塚HD<4578>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、エムスリー<2413>
などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、バンナムHD<7832>、ホンダ<7267>、豊田通商<8015>、東京海上<8766>、テルモ<4543>、ZOZO<3092>、スズキ<7269>、富士フイルム<4901>などの銘柄が下落。
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