閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 日本株】サスメド Research Memo(6):2025年6月期は増収効果で損失縮小

*15:06JST サスメド Research Memo(6):2025年6月期は増収効果で損失縮小
■業績動向

1. 2025年6月期の業績概要
サスメド<4263>の2025年6月期の業績(非連結)は事業収益が前期比35.1%増の462百万円、営業利益が299百万円の損失(前期は364百万円の損失)、経常利益が294百万円の損失(同357百万円の損失)、当期純利益が298百万円の損失(同357百万円の損失)と、増収効果により損失が縮小した。研究開発費は273百万円と、開発パイプラインの進捗等により前期から30百万円増加したが、期初計画(302百万円)に対しては効率化効果で28百万円下回った。

セグメント別に見ると、DTxプロダクト事業は事業収益が前期比50.0%増の300百万円で、営業利益(全社費用等調整前)が同112.3%増の118百万円だった。あすか製薬から受領した契約一時金200百万円及びマイルストン収入100百万円を計上した。DTxプラットフォーム事業は事業収益が同14.3%増の162百万円で、営業利益が33百万円(前期は11百万円の損失)だった。追加機能の開発を行っていたSUSMED SDSが収益化して増収となり、利益は黒字転換した。なおDTxプロダクト事業の開発パイプライン件数は前期末と同じ12件、事業全体としての契約案件数は同3件増加して16件となった。

新規上場に伴う資金調達で研究開発資金を確保
2. 財務状況
財務面で見ると、2025年6月期末の資産合計は前期末比429百万円減少して4,502百万円となった。主に現金及び預金が448百万円減少した。負債合計は同195百万円減少して132百万円となった。主に契約負債が196百万円減少した。純資産合計は同233百万円減少して4,370百万円となった。当期純損失の計上に伴い利益剰余金が298百万円減少した。特に大きな変動項目は見られないが、自己資本比率は同3.1ポイント上昇して96.0%となった。

同社は研究開発段階のベンチャー企業のため、営業キャッシュ・フローがマイナスとなる可能性はあるが、2021年12月の新規上場に伴う資金調達によって研究開発費を確保している。今後の研究開発や開発パイプラインの状況によっては、さらなる資金調達が必要になる可能性があるが、現時点では財務面の懸念材料は存在しないと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

<HN>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。