*05:42JST NY株式:NYダウは124ドル高、ハイテクが支援
米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.10ドル高の46142.42ドル、ナスダックは209.40ポイント高の22470.73で取引を終了した。
今後の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道を巡る不透明感に寄り付き後、まちまち。新規失業保険申請件数が前回から大幅減少し労働市場の底堅さが再表明されると年内の速やかな追加利下げ観測が後退し、一時伸び悩んだ。その後、エヌビディアなど半導体セクターの上昇がけん引し、終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大。過去最高値を更新し、終了した。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
半導体のインテル(INTC)は競合エヌビディア(NVDA)が同社に50億ドル出資し、PCやデータセンター向けの半導体を共同開発すると発表し、上昇。エヌビディア(NVDA)も買われた。金融のジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ(JEF)は三井住友フィナンシャルグループが同社への出資比率引き上げで最終調整していると報じられ、上昇。
ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタプラットフォームズ(META)は人工知能(AI)、ウェアラブル投資のイベントでザッカ―バーグ最高経営責任者(CEO)がレイバン製、スポーツ用のオークリー製新型スマートグラスを発表し、上昇した。イベント会社のライブ・ネーション・エンターテインメント(LYV)は連邦取引委員会(FTC)がチケットの転売を巡る慣行が違法とし同社やチケットマスターに対し訴訟を提起し下落。
運送会社のフェデックス(FDX)は取引終了後に第1四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったほか見通しが好感され、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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